こんばんは。
今回はますかけ(マスカケ)線を持つ占い師けんたろうが、
ますかけ線について語ります。
ますかけ線とは?
ますかけ線とは、知能線と感情線がくっついて一直線に手のひらを横断する相のことです。
この赤線で示したように、ひらがなの「て」を逆にした相を真正ますかけ線と言って、現代ではほとんどみかけない相となります。
また、徳川家康や豊臣秀吉(この方のますかけ線は変形ますかけ線)がますかけ線だったため、俗に天下取りの手相と言われてきました。
両手となると、いままで3人しか出会ったことがなく、片手でも5人ほどという特殊相となります。
徳川家康の手拓はまさにこのような感じで、きれいに一直線に手を横断しています。
ますかけ線の主な特徴
どの業界(業種)でもトップに上り詰めることが可能
この相は突き詰める能力が人の何倍にもなるので、興味を持ったものに対するのめり込みが半端なく、いつのまにかその分野を極めていることも珍しくありません。
効率がよく無駄が嫌い
ますかけ線は無駄な時間や無駄な労力を嫌います。
空いている時間があれば、その時間を有効に使う能力が高い反面、無駄を恐れるため、考えすぎて結果なにをしてよいか分からなくなる場合も多いです。
強運で困ったときになんとかなる
この手相は運が強いです。
徳川家康も豊臣秀吉もあの戦国時代を最後まで生き抜きました。
「このままだとまずいな。。。」という状況になっても、なにかしらの状況変化や、助けが入り、最悪の事態は避けられる相。
人を使わず、使われずの環境が向いている
ますかけ線をお持ちの方は多かれ少なかれ、指図される事が苦手です。
また、誰かにお願いをすることも苦手です。
自分でやった方が早くでき、効率がよいことを知っているからです。
関心があるものと無いものへの態度が極端
ますかけ線をお持ちの方は、極端に言えば、100点か0点です。
好きなものは100点以上になる可能性がありますが、関心が無いものはどんなに世間で評判でも一切関心がありません。
客観的評価と主観的評価が合わない
どんなにお金持ちになっても、どんなに世間から評価をされても、自分がやりたいことをしていないと、満足できません。
飽きっぽい
ますかけ線をお持ちの方は、基本飽きっぽいです。
健康器具などに興味を持って始めたものの、気が付けば部屋の隅に置きっぱなしということが多い相です。
やりたいことを見つけると爆発的に運勢が開く
基本的に飽きっぽいますかけ線ですが、面白いと思えるものに出会うと、その道のプロにまでたどり着きます。
ただ、その面白いと思うものに出会うまでが人の何倍も苦労します。
見つけるまでは大変ですが、見つけてしまえばこっちのもの、それがますかけ線となります。
現代のますかけ線の種類
上記に記載した通り、いわゆる「て」のようなますかけ線の方は、ほとんどお見掛けしません。
100人に1人の相と言われていますが、片手だけの真正ますかけ線の方も体感ではもっと少ないです。
しかし、これから紹介するますかけ線は年間でかなりの数をお見掛けいたします。
開運型ますかけ線
通常の真正ますかけ線にもう一本知能線と感情線が刻まれている相。
分類としては変形ますかけ線となりますが、現代のますかけ線の代表の相です。
開運型ますかけ線の特徴は、
通常のますかけ線の効率の良さ+複数の物事を同時並行する能力があること。
また、感情線が複数あるので、周りに対する気遣いや適応能力にも優れています。
この相をお持ちの方は、組織であれば役員クラス、組織に合わないと思ったら独立自営の道を目指すとよいです。
中途半端な状況に置かれると、「このままでよいのだろうか。。。」という状態になります。
なぜそう感じるのか?
それは今の環境のままでは、本来のポテンシャルを発揮できない事を本能的に知っているからです。
橋渡し変形ますかけ線
昔の手相術ではこの相をますかけ線とは見ていなかったようですが、わたしの師匠である「西谷泰人先生」はこの相も変形ますかけ線と定義されています。
この相は一見ますかけ線に見えないので、手相に興味をお持ちの方でも、ご自身がますかけ線を持っているという認識になっていない場合が多いです。
ただ、この相の方に上記に記載したようなますかけ線の特徴を確認すると、100%の確率で「そうそう、そうなんです。」と心当たりがありまくる反応をされます。
また、この相は後天的にますかけ線になる場合も多く、周りにますかけ線が多い場合や、ご両親や祖父母からの遺伝による場合がほとんどです。
詳しくはこちらのブログもご確認ください。
この相の特徴は、通常の手相+ますかけ線要素となるので、上記に記載したますかけ線の特徴は薄くなるものの、やはり何かをしたいという欲求があり、何か極めるものを目指すとよいです。
ただ独立自営のようなやりたいことに傾倒するというよりは、本業と副業というように自分のやりたい世界を作りながら、一般的な役割も担うようなバランス感覚を意識するとよいです。
基本的にはこの2つの相が現代の典型的ますかけ線となりますが、次のようなますかけ
線の方もいらっしゃいます。
離れ型変形ますかけ線
生命線と知能線がくっついていない相を離れ型知能線といいますが、その知能線に感情線がくっついてますかけ線を形成しています。
この相は600人に一人くらいの確率で出会っていますが、この相をお持ちの方は、常識や慣習に縛られると運気が開きません。
周りに従うのではなく、新しい常識や慣習を作ってしまうくらいの考え方で成功していきます。
この相をお持ちの方は、どうでもよいことはすぐに出来ますが、自分にとって大事な選択であればあるほど、慎重になる傾向があります。
そんな時は自分の才能を信じて飛び込んでみるとよいです。
最初は理解してもらえなくても、いずれその独特な発想に惹かれる方達が周りに集まってきます。
尚、離れ型知能線と感情線がくっついて完全に一本になっている真正離れ型マスカケ線の方に1人だけ出会っていますが、真正離れ型ますかけ線の方は、それこそ5000人に一人の割合となります。
詳しくはこちらをご参照ください。
ダブルますかけ線
今までの鑑定経験の中でこのようにはっきりとしたダブルますかけ線の方に1人、変形ダブルますかけ線の方に1人だけ出会うことが出来ています。
ますかけ線が2本ですから強運も2倍、成就力も2倍となるのでしょうが、この相を持つ人は2倍どころか4倍くらいの才能や能力であるというのが私見です。
仮にこの相をお持ちであれば、興味があるものにドンドントライしていくとよいです。
いずれ世の中にその才能が認められていきます。
詳しくはこちらもご参照ください。
ますかけ線が右手、左手、両手
ますかけ線は基本的に遺伝により継承されます。
右手が父方、左手が母方という説や、右手は異性、左手は同性からの遺伝という説もあります。
手相は基本的に両手をみます。
それは両手の傾向がTPOにより自然と使い分けされるからです。
左手だけますかけ線(変形含む)の場合
子供の頃や家の中でますかけ線の傾向が強く出ます。
仮に独立して、好きなことをするということであれば、30歳台までに独立しておくとよいです。
若い時は特別でありたい、普通は嫌だ、やりたいことを探したいという自分が中心の欲求がメインですが、30歳台後半になると家庭などを考え、普通でいた方が皆のためになるという感じに変わっていきます。
右手だけますかけ線(変形を含む)の場合
左手と逆で若い時は引っ込み思案だったり、協調性を大事にする面や
普通であることを望みますが、30歳台中盤くらいになると、なにかしらの出来事が起こり、若い時に考えていた人生にならなくなります。
そのギャップに苦しみますが、新しい人生を再出発するような感じで取り組んでいくと、結果的に自分が満たされる方向に進みます。
右手ますかけ線の方の開運は何歳でもOKです。
逆にいえば年齢を言い訳にしてはいけません。
何歳であろうと、自分がやりたいことを見つけることが命題になります。
両手がますかけ線(変形含む)の場合
両手がますかけ線の方はすぐに出来るものと、すぐには出来ないがなぜか極めたいものが出てきます。
すぐに出来るものを極める方向を選ぶ方もいますが、いずれすぐには出来ないことに興味が向かいます。
両手がますかけ線なので、思ったらすぐに動ける行動力と、大事なことであればあるほど決断できない、ある意味矛盾した葛藤の中で生きていきます。
周りと合わせないことによる軋轢なども少なからずあるでしょうが、人に合わせずやりたいことをしていく運命です。
いずれ何かの分野で花が開けば、最初は反対をしていた周りの方も認めてくれるはずです。
ますかけ線 男性、女性の違い
現在は女性が好きなお仕事を目指したり、男性よりも給料を稼いだり、首相をするような時代です。
男女によるますかけ線の違いも無くなってきています。
男性であろうが女性であろうが、好きなことを見つけ、それにのめり込んで100点以上にしていくことが大切になります。
ただ、男女でますかけ線を持つカップルは注意が必要です。
お互いが競いあう感じになり、ケンカや衝突が起こりやすくなります。
ますかけ線は縄張り意識がとても強い相です。
よって、家の中でも仮に共同事業をする場合でも、お互いの役割をしっかり分けて、そこには干渉しないことを決めておくとよいです。
ますかけ線(変形含む)の開運方法
ますかけ線(変形含む)の方は、基本強運の相なので、なんとなく上手くいくケースが多いものの、本来なにかを極めるために生まれてきているので、それをしていない状況を感じると、「このままでよいのか」という心境になる方がほとんどです。
その状況を変えてくるのが、尊敬できる方との出会いなのですが、ますかけ線をお持ちの方の周りには、尊敬できる方がいないケースが圧倒的です。
ますかけ線をお持ちの方は、尊敬できる人を探し、自分らしい生き方を貫くことで開運していきます。
周りになんと言われても、自分が好きなことをしていれば、いずれ道は開けていきます。
もう一つポイントは、まずは「やってみる」です。
ますかけ線は無駄が嫌いなため、頭でっかちになりやすい相でもあります。
気になるものがあると、調べまくった結果、やった気になるのですが、実際にやってみるとまったく違う印象になる場合があります。
ますかけ線は「思っていたより面白い」この体験がのめり込む要素になります。
ますかけ線が開運するためには、まずはやってみる。
それがますかけ線の開運ファーストステップなのです。
ますかけ線の実例
右手開運型ますかけ線 私、けんたろうの場合
私が幼少期に多少手相に興味を持っていたのは、自分がますかけ線だったからです。
手相が見れたうちの母上からは、
「あんたはますかけ線だから波乱万丈だね」
「いつか出世するかも、期待の星!」などと言われておりました。
子どもながらに、「自分は他の人とは違うんだ。出世できるんだ」
なんて勝手に思っておりました(笑)
実際はと言うと、強運ではあるものの、勉強はどうもいまひとつ。
自分ではもっと能力があると思っているのに。。。と言う感じでした。
期待していた母親も親戚もいつの間にやらトーンダウン。
仕事においても、まれに評価をしてくれる人がいて、そこそこのポジションにはおりましたが、同じ年で統括部長などと言うポジションについている人もいるので、天下取りとはほど遠い。
ちなみに評価してくれる人も今思えば、豪快で型にはまらない方ばかりでしたね(笑)。
変な上司ばかりついて意見が合わない、なんでこんな場所で働いてるんだろ、もっと違う仕事を任せてもらえないのかな。。。
変に頑固なところもあり、批判、中傷、天邪鬼。
ますかけの負の部分がやけに目立ってました。
そこで私は決意。
「これは駄目だ。少しは丸くなろ。普通に平凡に過ごそう。」
そう思った瞬間から逆に運気が落ちていったのだから、当時の私は不思議で仕方がありませんでした。
今なら分かります。
ますかけ線は特殊相なので、普通の人生を望むと逆に運気が下がることを。
ちょうどその頃の運気は最悪でした。
なにをやっても上手くいかない。。。
簡単にいうと目標もなく、ただ淡々と普通に生きていた時期でした。
その後手相に出会い、ある手相の本を立ち読みしていた時に、書かれていた一文に目を奪われました。
「ますかけ線の持ち主は何かやりがいを見つけ、のめりこんでいかないと運が開きません」
「平凡な生き方をすると逆にうだつが上がらなくなる」
「自分が何をしたいのかを探し、実行することが大事」
このままではいけないと思いました。
「このままサラリーマンをしていたら、くすぶって終わっちゃう」
「なにか才能で生きられるものをみつけなきゃ」
ますかけ線はやりたいことが人の数倍も見つからない手相です。
ますかけ線をお持ちのほとんどの方が、何かをしたいけど、何をしていいかわからないという感じのはずです。
当時の私も、そんな状況でしたが、幸運だったのは実際に運が落ちるのを実感していた時期に、占いと出会い、とりあえず習ってみたらとても面白くてのめり込んだ。
その後なぜか馬が合った営業本部長に引き立てられ、東京に戻るタイミングと、西谷泰人先生の講座実施のタイミングが重なり、弟子になれたこと。
今思うと、この当時の営業本部長もますかけ線だった気がします。
西谷泰人先生は両手ますかけ線ですね。
本社勤務になり、会社と自分の方向性に明確な違いを実感し、退職の決心がついたこと。
弟子同士の結婚だったこともあり、独立に嫁さんが好意的だったこと。
などなど色々な運が重なり、受け入れていくことで、導かれるように運気が上がって行きました。
左手開運型ますかけ線の開運実例
様々なますかけ線の方を鑑定してきた訳ですが、ひとり、非常に印象に残っている方がいます。
その方は私が勤めていた会社の後輩なのですが、初めて会った日に手相を見る機会があり、
「君は早めに独立するといいよ」と言うと、「はい。独立します」と言ってのけた方です。
正直今まで色々なますかけ線の方にに出会ってきましたが、
「独立するよ」「はい、します」と即答で言いきった方はこの方以外いません。
その後、ある理由から彼は、本当に会社を辞める訳ですが、彼にはどうしてもやりたい職種(サラリーマンではありません)がありました。
会社に退職の意思を伝えてすぐに、彼はタウンページ片手にその業界のあ行から電話をかけまくりました。
結果、求人をしていなかったにも関わらず、彼の情熱に打たれたとある会社が彼を採用しました。
私が、安定しているけどやりがいの無い会社を退職し、独立したのは彼の影響によるところが大きいです。
そんな少数派ますかけの彼は今もやりとりをしていますが、非常に生き生きと働いているようです。
まとめ
ますかけ線(変形を含む)は、特殊相なので、人と同じ生き方を目指すと、どこかで躓くか、このままでよいのかと不安を覚える場合がとても多いです。
また、効率がよく無駄が嫌いなため、頭で考えすぎて実行に移さない結果として、やりたいことが見つからない場合が目立ちます。
気になったものはあまり考えずにまずはやってみる。
やってみて違うと思えば、次の興味があるものを探す。
また、違ったことをもったいないと思わずに、次の糧にする。
そうこうしているうちに、いずれご自身がのめり込む対象のものに出会えます。
ますかけ線をお持ちの方は、
左手ますかけの方であれば35歳前。
右手ますかけの方は35歳以降。
両手ますかけの方は二重感情線や二重知能線が現れてから、世に出る行動をしてはいかがでしょうか?
世は乱世の模様。
人と違うことができることは大きな財産のはずです!